ちょっとした野や山へのお出かけしたとき、お茶やコーヒーをいれるのに小さなケトルがほしかった。
アウトドアショップで見つけたステンレス製ケトルクッカー。
これがなかなか秀逸で、しかも安価なので紹介してみたい。
小さなケトルがほしい
まだまだ遠方には行きづらいけど、さわやかな晴れもあるこの季節、ついついどこかに行きたくなってしまう。
そこで、近くの山へ行ってお弁当を広げ、食後のコーヒーを嗜むというのが最近のライフスタイルのひとつ。
里山の小鳥のさえずりを聞き、新緑を眺めながらほっこりするというのは至福のひととき。
しかも現地で湯を沸かし、コーヒーを入れるのが格別。
実は以前、バーナーをもっていったのはいいが、ケトルを忘れて湯が沸かせずがっかりして帰ってきたことがあった。
いつもはキャンプ道具箱に入っている大きなポット型ケトルを持っていくのだが、この時はつい出し忘れてしまったのだ。
しかしこのポット型ケトル、大きくてかさばるし重いので、いつかコンパクトな湯沸かし用のものがほしいと思っていた。
そこでスポーツ用品店のキャンプ用品売り場を覗いてみる。
大小様々な道具が売られている。
最近は種類も豊富でとてもデザインが良く、おしゃれなものを売っている。
その中に小さな「ケトルクッカー」を見つけた。
それがキャプテンスタッグの「ケトルクッカー900ml」。
大きさは片手に乗るほどの大きさ。
小さいわりには900mlの湯が沸かせるので、コーヒー二人前なら十分。
カップラーメンの標準サイズなら、二人前がまかなえる。
ちなみにケトルクッカーってどういう意味?
調べてみると、ケトル(Kettle)は「やかん、湯沸かし」、クッカー(Cooker コッヘルと同義)は「調理器具」なので、「調理にも使えるやかん」なんだね。
まあ、簡単に言えば只のアウトドア用の鍋。
で、早速その「ケトルクッカー」を購入。
※ちなみにチタン製もあるようだ。
よく考えられた製品
底はこのとおり平べったい。
平たければバーナーや、網、鉄板に乗せても安定感がある。
厚みは無いため、あまり火力を与えるとよろしくないかもしれない。でもお湯を沸かすぐらいなら十分。
注ぎ口の内側を触ってみると、バリ(金属のささくれ)が無いようちゃんと処理してある。
中華製などは手抜きで見えないところのバリが放置されていて、洗うときヘタをすると指を切るが、これはまったく大丈夫。さすが日本製。
ちなみに新潟県の燕三条で生産されている。
そして面白い工夫がいくつも見られる
まず、本体のネジを緩めればハンドルの部分が分離できるようになっている。
(ネジ部分を、市販の蝶ねじに交換すると回しやすくなってよいと思う。)
そしてこのハンドルの向きを変えれば、やかん状にも鍋状にもトランスフォーム(変形)ができるのである。
しかもこのハンドル、意外と熱くならない。
そして蓋が落ちない構造。
ちょうど蓋の縁がハンドル部分(赤い〇印)にひっかかるので、かなりの角度に下げても蓋が外れることがない。
蓋が外れて熱湯がこぼれ出したらチョー危険だしね。
アウトドア用品のなかにはそのあたりの詰めの甘い製品も見かける。
おわりに
ガスバーナと燃料ボンベ、そしてケトルクッカーを合わせてもたいした荷物にはならない。
クルマ以外で移動する場合に荷物が軽くかさばらないのはありがたい。
また風が強いときとかは、炎が煽られて湯がわきづらくなるので、風よけをもってゆくのがよいと思う。
これが意外と活躍してくれる。
さて、目的地に着いたらインスタントなドリップ式コーヒーでもいれてほっこりしよう。