自宅で簡単に、クルマのタイヤメンテナンスができる電動エアーコンプレッサー(空気入れ)。
これまで不要と思ってたが、安価に販売されていたので購入。意外と使えるので今回はそのお話し。
クルマのコンディションって気にする?
自分のクルマのコンディション。
エンジン、ブレーキやミッションのオイルの量に劣化具合、下回りの錆の具合、タイヤの溝の減り具合・・・
気にかけてやらなければところはけっこうある。
不摂生すると思わぬトラブルも。人間の身体と同じだね。
まめにカーショップやディーラー点検に出していればほとんど大丈夫だろうけど、それだけでは足りないことも。
タイヤの空気ってそんなに減るもんじゃないが・・・
気にすべきことのひとつがタイヤの空気圧。
たまにタイヤの空気がべこべこに減った状態で乗っているおじさん、おばさんを見かける。
「動けばいいや」という人は、気にならないのかもしれない。
しかしタイヤの空気圧は安全に関わる。
空気圧が低い状態で高速道を走行すると、最悪バーストする事は運転免許取得時にも勉強しただろう。
自分や家族の「命」を4つのゴムの上に委ねているわけだから、もう少し気にしたいところだ。
これまで数か月に一回ぐらいガソリンスタンドで空気圧チェック、補充してたので、エアーコンプレッサーをわざわざ買う必要もないと思っていた。
そもそもタイヤの空気ってそんなに減るもんじゃないしね。
しかし、TPMS(タイヤ空気圧モニタリングシステム)を付けたことで、空気圧って環境によって意外に大きく変動することがわかった。
TPMSの話についてはこちら → TPMS(タイヤ空気圧モニタリングシステム)
そして、激安のエアーコンプレッサーが売られていたことで今回これを購入してみた。
電動エアーコンプレッサー(空気入れ)「AstroAI A220B」
今回購入したのは「AstroAI A220B 2019年最新版12Vエアコンプレッサー」。
ブツはこんな感じで箱に入っている。意外とコンパクトだ。
圧力メーターがデジタル式、ボタンを押すだけで指定した空気圧まで空気を注入してくれるというもの。
「自動停止 静音 小型 過熱保護 DC12V ガーソケット接続式 LEDライト 3種類変換ノズル 仏式/米式対応・・・」という仕様。
中身はこんな具合。電源はシガレットプラグから取る。
アダプタノズルは各種入っている。何に使うのかよくわからないものもあるが(笑)
供給口の先端はこんな具合。クルマの場合、アダプタノズルは不要で、このままエアーバルブにねじ込めばよい。
使い方
まだシガレットプラグに電源を挿さない状態で、供給ホースをエアーバルブにねじ込む。
(アダプタを付けなくても、そのままホイールのバルブにねじ込める。)
ねじ込む手間はあるが、確実に接続できる点が安心だ。
本体の電源スイッチがオフなのを確認してから、電源プラグを差し込む。
(いきなり動作するのを防ぐため)
この状態で現在の空気圧が液晶パネルに表示される。
Mキーで圧力単位の表示を切り替えることができる。
日本の圧力単位は「kpa(キロパスカル)」が多いので「KPA」にしておく。
+キーを押し、設定したい圧力にする。(設定した圧力より+10kpaになった瞬間に自動停止する)
クルマのエンジンをかけて、本体の電源をオンする。エアーの供給が始まる。
静音とは書いてあるが全然静音ではない。
けっこうな早さで圧力が上がってゆく。
設定の圧力+10kpaになった瞬間に止まる。
(取り外し時少しのエアー漏れを考慮してこうなっているのか?)
電源スイッチをオフしてから、供給ホースを外す。取り外しの際、エアー漏れはほとんどない。
使用感
なんたって楽ちんで空気が入ってゆく。
但しとてもうるさい。建て込んだ住宅地の早朝に使うのはちょっと気が引ける。
電源コード長は3mあるため、ミニバンやハイエースクラスの乗用車なら十分取り回しが可能だ。
本体に、しょぼいがLEDライトが装備されているため暗がりでも一応作業はできそう。
内部の構造
お約束の分解。
モーターの回転運動をピストン運動にかえて、エアーを押し出しているようだ。
ギアは樹脂製を使っている。長年使っているがいまのところ故障は無い。耐久性はあるようだ。
内部に防振ゴムとか設置したら多少静かになるかもしれないね。
おわりに
安価な電動エアーコンプレッサー。
先端アダプタの種類が多いので、浮き輪とか、ビニールプールのエアー入れにも使える。
小型で軽いのでクルマのトランクに載せっぱーにしてもいいかもしれない。
他にもいろいろの種類が販売されているので好みに合ったものを選ぶのがよいかと思う。
※最近のクルマはパンク修理キットが車載されており、同様のエアーコンプレッサーも添付されているので、わざわざ今回の商品を購入する必要は無いかも。