キャンピンガス(CAMPINGAZ)カートリッジを復活させる


先日、キャンプに行ったとき、ついにキャンピンガス(CAMPINGAZ)カートリッジのガスが底をついてしまった。

そこで、市販カセットガス(CB缶)からキャンピンガス(CAMPINGAZ)カートリッジへのガス充てんを行ってみた。

キャンピンガス(CAMPINGAZ)とは

「キャンピンガス」というのは、きれいな青色のカートリッジのヤツである。生まれはフランスだそうだ。

呼称は「キャンピングガス」なのか「キャンピンガス」なのかよくわからないが、綴りが「CAMPINGAZ」なので「キャンピンガス」が正しいような気がする。

こういった形状のものを「OD缶」という言い方もして、アウトドアで使いやすい構造になっている。

このカートリッジは10年以上前に買ったものだが、滅多に使わないのでいままでガスが残っていたわけだ。
(普段はコールマンのガソリンシングルバーナーを使っている。)

接続口の形状が違う

で、ガスが無くなったので予備で持って行ったイワタニのカートリッジにバーナーを差し替えようと思ったのだが・・・あれ?形状が違う・・・はまらない。

いままでOD缶はすべて共通で使えると思っていたのに・・・

キャンピンガスの形状がこれ ↓

イワタニのがこれ ↓

そう、口金の形が違ったわけ、今まで知らなかったとは・・・トホホだね。

では、予備カートリッジを購入・・・と思ったのだが、もう製造終了なんだと!
当然、スポーツショップのヒマラヤやアルペン、近くのホムセンを探しても置いてない。
ネットで探してもほぼ絶滅状態。あってもバカ高い値段・・・

このままバーナーを死蔵するのも悲しすぎる・・・

★もう製造終了かと思いきや、売っておりました。

キャンピンガス(CAMPINGAZ)のガスカートリッジはまだ売っていた

ガス詰め替えアダプタを発見

ネットで調べてゆくと、カセットガスを充てんする方法があるらしいことがわかる。

更に調べると「ガス詰め替えアダプタ」なるものを売っている!コレ使えそうだ!

ダメ元で買ってみる。大陸から一か月以上かかって届いた。

真鍮を削りだしたような小さな器具。ガス漏れ防止用のゴムリングの予備も2つついてきた。

ガスを充てんする

では、ここからが本題。

尚、お約束事ですが、作業は自己責任でおこなってください。当方は一切責任を持ちませんですよ。
※液化ガスを扱うので危険があります。

必要なものは計量器があればモアベターね。

作業は必ずお外でやりましょう。ガスは可燃性(当たり前)。でないとどこかのようにガスに引火して・・・
あと冬場は静電気にも注意。

まずは充てん前(空の状態)の重さを計ると、146グラムだった。

アダプタをセットして充てん開始。

尚、ネットではOD缶を冷蔵庫で冷やしたり、カセットガスを湯煎して温めたりしてるが、今回、気温10度のお外で、カセットガスボンベを体温で温めながら行ったがちゃんと充てんできた。
(シューという音を聞き、勢いがなくなったと思ったら、一度外して体温で温め、充てんすることを繰り返した。)

約200グラム程充てんして計356グラムになった。

燃焼テスト

燃焼テストを行ってみる。特に問題無く燃焼しているようだ。

但し、ガスの種類もいろいろあるようで、温度により燃焼の違いがあるようだ。
低温の環境では燃えにくいものもあるようなので、過酷な環境下での使用はよく調べてからの使用をお勧めする。

しかし、ホームセンターで売ってる安価なカセットガスが使えるのはありがたい。

容器の寿命は気にしなければならないが、これでキャンピンガスバーナーがまだまだ活躍してくれそうだ。