先日、当ブログサイトのSSL化(https化)をしてから、表示されなくなってしまったアクセスカウンター。
その理由は、ロリポップレンタルサーバーが提供するアクセスカウンターがSSLに対応していなかったため。
そこで別の方法でアクセスカウンターを設置したのでその方法を書いてみた。
アクセスカウンターは必要なの?
俗に言うところの「アクセスカウンター」は、サイトへ来訪者数を記録しページ上に表示させる機能。
まだSNSとか言う言い方さえ無かった頃は、どこのサイトにもデザインなどに工夫を凝らしたアクセスカウンターが設置されていた。
この頃は単にサイトへの来訪者をカウントするだけの機能。
今はgoogleアナリティクスやgoogle Search Consoleなどで、もっと幅広い情報が収集、解析できるようになっているので凄いと思う。
で、今更、アクセスカウンターがいるの?というご意見もあるようだが、昔、流行ったナイトライダースキャナーを自分のクルマにつけたくなる気持ちと一緒(笑)
数字がカウントアップされてゆくのが楽しくて好きな人はどうしてもつけたくなる存在なのだ。
ちなみに10年前、デリカD:5に組み込んだナイトライダースキャナー動画。
これはナイト3000モードですな。
出典:YouTube
(著者注:走行中に使用すると、道交法違反になりますので、もっぱらオフイベント用です。)
よさげなアクセスカウンターを探す
すいません、話があらぬ方向に飛んでしまって。
さて、別に無くても困らぬアクセスカウンター。
当ブログも開設当初は日にたった数人(0だった日もある)なのに、最近は何十人も来ていただいているのはやっぱりうれしい。
カウンター値が日に日に上がってゆくのを見るとブログ更新のモチベーションも上がるわけです。
そこで表示されなくなってしまったロリポアクセスカウンターの代わりになるものをあれこれ探してみた。
当然、WordPressのプラグインにもいろいろなアクセスカウンターがある。
もちろんこれを使用してもよいのだが、どれも、ピンとくるものが無い。
わたしはシンプルで、ただ来訪者数のカウンターがほしいだけなのである。
そう、素うどんの状態でよい、余計な具はいらない。まあ、揚げ玉ぐらいはほしいが・・・
実は「Count per day」というプラグインがシンプルそうでよさげだった。
「Count per day」はトータル、本日、昨日の来訪者数を表示することができる。
(まあ利用ブラウザ、訪問国などの各種アクセス情報も拾えるとのことらしいが。)
しかし、2019年10月にWordPress公式プラグイン上から姿を消してしまった。
理由は、「ガイドライン違反」(Reason: Guideline Violation)とのことだ。
まあ、プラグインもプログラムだから、脆弱性やら仕様的な問題があるんでしょう。
公式プラグインですら問題を起こすものがあるわけだし。
ちなみに公式プラグインとしてはインストールできないが、以下のページからCount Per Day(3.6.1まで)がダウンロードできる。
但し、ガイドライン違反になったプラグイン、使用して何が起こるかわからない。
リスクを犯してまでカウンターを設置する気はない。これはあきらめることにした。
そこで見つけたのが「PHPプログラム配布サイト PHP工房」で配布されている「アクセスカウンター(無料版)テキスト版、画像版」。
これいいかも!!
動きが良く見えないプラグインを使うよりも、こちらの方がシンプルでぐっとくるものがある。
アクセスカウンターを設置する流れ
では、この「アクセスカウンター(無料版)テキスト版、画像版」のテキスト版の方を設置してみる。
設置するまでの流れは以下のようになる。
1.「PHPプログラム配布サイト PHP工房」からアクセスカウンタープログラム(php)をダウンロードする。
2.必要によりプログラム内容を自分の好みに書き替える。(デフォルトでもよし)
3.カウンター保存ファイルの初期値を書き替える。(カウンターを0から始めるのであれば書き替え不要)
4.ファイルをftpで自サイトへ転送し、フォルダ、ファイルの属性(パーミッション)を変更する。
5.インラインフレーム(iframe)を使用して自サイトに表示させる。
では、順を追って見てゆこう。
1.アクセスカウンタープログラムをダウンロードする
上記「PHPプログラム配布サイト PHP工房」から「PHPカウンター テキスト版 -count.zip 1.7KB」をクリックする。
(画像版(カウンタ数字がテキストではなくイメージ)を使いたい場合はその下のリンク「PHPカウンター(画像版) – count_img.zip 13.7KB」をクリックする。)
ダウンロードしたファイルは展開(解凍)しておく。
2.プログラム内容を自分の好みに書き替える
カウンタのプログラムが「count.php」。
phpはテキスト構成であるから、一般のテキストエディターで書き替えることができる。
表示の仕方(色や大きさ等々)を好みである程度変えることができる。
わしの場合、トータルカウンタの表示位置を左に、「本日」「昨日」を「today」「yesterday」へ変更した。
3.カウンター保存ファイルの初期値を書き替える
カウンターの値は「count.dat」に保存される。
カウンターをゼロから始めるのではなく、これまでのアクセス数を反映させたいのであれば、このファイルを書き替えればよい。
これもテキストファイルなので、テキストエディターで開くと
2011/10/02,10,0,0,127.0.0.1
とカンマ区切りで5つの値が並んでいる。
左から日付、トータルカウント数、本日のカウント数、昨日のカウント数、IPアドレスとなっている。
これまでのアクセス数を反映させたいのであれば、トータルカウント数に値を入れる。
昨日の値も反映させたいのなら、昨日のカウント数に値を入れる。
どれも0から始めたいのであれば、ファイルはいじらなくてよい。
書き替える場合、カンマを消さないように注意。
日付とIPアドレスは自動取得なので変更不要だ。
4.ファイルをftpで転送しフォルダ、ファイルの属性を変更
次にftpでプログラム「count.php」とカウントデータファイル「count.dat」を自サイトへ転送する。
ftpはファイル数も少ないのでロリポップFTPを使用すればよい。
「サーバーの管理・設定」→「ロリポップ!FTP」でftpを起動する。
FTP画面でカウンターで使用するファイルを格納するフォルダを作成する。
(場所は自由だが、私の場合、ルート直下に「ac」という名前で作成した。)
作成時はフォルダ属性(パーミッション)を705に設定しておく。
ちなみに属性(パーミッション)というのは、ざっくり言えば、実行できるかできないかや他の人にファイルやフォルダを勝手にいじられないためのおまじない。(ざっくり過ぎるな。)
図のようにフォルダが作成される。
次に作成したフォルダー内へ「count.php」と「count.dat」を転送(Upload)する。
(わしの場合「count.php」を「access_counter.php」という名前に変更してある。)
ファイルの属性を「count.php」が644、「count.dat」を666に設定する。
もし、またここで内容の変更を行いたいのであれば、それぞれのファイルをクリックして直接書き替えればよい。
以上で転送できたので、ftpとロリポップユーザ専用ページはログアウトする。
5.インラインフレーム(iframe)を使用して自サイトに表示させる
まず、事前にインラインフレームのタグを作成しておこう。
テキストエディターを使って以下のように作成する。
(サンプルが「PHPプログラム配布サイト PHP工房」にあるのでコピペすると楽。)
<iframe src=”count/count.php” height=”70″ width=”140″ frameborder=”0″ scrolling=”no”></iframe>
これはサンプルであるがsrc=の部分はサイトの絶対アドレスのURLにしておいた方が良い。
次に、WordPressにログインして左側メニューの「外観」→「ウィジェット」をクリック。
ウィジェットの画面が開くので「カスタムHTML」から「サイドバーウィジェット」→「ウィジェットを追加」をクリック。
カスタムHTMLの入力画面が開くので、タイトルにお好きな名前を入力。
次に内容に先ほど作成したインラインフレームのタグをコピペする。
忘れないように保存をクリック。
あとは作成したカスタムHTMLを好きな場所に置けばOKだ。
カウンタが表示されて、カウンターがカウントされれば動作は正常。
尚、カウントの仕方についてはPHP工房に以下のような記述ある。
IPアドレスで判定していますので、同一IPアドレスでの連続アクセスはカウントされません。
間にほかの人(違うIPアドレス)のアクセスがあればカウントします。
ユニーク数というよりはセッション数に近いものになりますね。
※間30分などの制御はないためGoogleアナリティクスなどのセッション数とは若干異なります。
まあ、そんなに精度は必要ではないし、だいたいの訪問者数の目安がわかればよいだけのこと。
おわりに
自分でブログやサイトをいじることは楽しい。
時には失敗し、時にはうまくいって小躍りしたり。
只、あまりに記事が多くなってくると、いじるのがちょっと怖くなってくる。
下手にいじって、ブログ全体がおかしくなったら困ってしまうからだ。
謝辞:
今回、「PHPプログラム配布サイト PHP工房」のプログラムを利用させていただいた。
「リンクは自由に貼っていただいて構いません。事前、事後のご連絡も不要です。」
とありましたので本文中に勝手にリンクを貼らせていただきました。
大変有用なプログラムを利用させていただきとても感謝いたします。
尚、文章簡素化のため敬称は略させていただきました。