初夏の奥琵琶湖キャンプ場

先日、「奥琵琶湖キャンプ場」に行ってきた。

梅雨の合間だったが、晴れ間もあり気持ち良く過ごすことができた。
今回は、そんな初夏の奥琵琶湖キャンプ場の様子をお伝えしたい。

奥琵琶湖キャンプ場とは

「奥琵琶湖キャンプ場」は、滋賀県の琵琶湖北西部に位置するキャンプ場。

名前の通り琵琶湖に近いが、林の中にあり、とても静かで過ごしやすいキャンプ場だと思う。

場内にはテントサイトが約30、コテージ、ロッジが数棟、ドッグランがある。

下はコテージ、ロッジ。

テントサイトには常設テントと、持ち込みテントサイトがある。
テントサイトのところどころに常設テントが設置されている。

テントサイトは林間だが、木立が密集しておらず、日差しが入る明るいサイトになっている。

予約と入場

予約はネットもしくは電話でも受け付けてくれる。

一泊の予定だが、気に入ったら連泊したいと思う場合は、電話でその旨を伝えるとよいだろう。
(連泊しても料金は同じ。せめてクルマ代だけでも安くしてくれると好感度が上がると思うんだけど(笑))

サイトはキャンプ場側で割り当てるので、指定はできない。
行ってからのお楽しみだ。

県道557号線を走ると「奥琵琶湖キャンプ場」のカンバンが見えてくる。

道路を少し登ると、受付の立札と共に管理棟がある。

管理棟前にはクルマを停めず、管理棟の前を通り過ぎて、その先にある一時駐車場に停める。
管理棟に行き、料金を払う。(領収書はくれない。)

ここでゴミ袋と、場内マップ/注意書きの紙を渡される。

サイトの場所と、場内マップでサイトへの道順と注意事項を説明してくれる。

火気を使う場合は、水を張った防火バケツを近くに置くようにと言われる。
防火用の赤いバケツは受付の左側に置いてあるので、設営後に取りに行けば良い。

前に来たときはそんなことは言われなかったので、何かあったのかな?

サイトへの道順を教えてくれるものの、行くとちょっと分かりずらいことも。
区画表示のナンバープレートが小さく、草に隠れたりしているからだ。

何台か迷っているのを見かけた。

テントサイト

利用したのは、持ち込みテントサイト。

クルマやバイクはサイト区画内に駐車可能なので、機材の出し入れがとても楽だ。

このキャンプ場の良いところは、区画はされているのだが、林間で比較的野味が高いところ。

そして区画の大きさがランダムで、隣のサイトと段差があり、距離も少し離れているので、お隣さんが居てもあまり気にならない。

わしは、よくある団地のような区画サイトは苦手だが、これなら許せる。

サイトの地面は石を含んだ土。
小石が埋まっているため、ペグ打ちは少し大変。

虫も多少居るものの、気になるほどではなかった。
気になる人は虫よけを塗るか、蚊取り線香を焚くとよいだろう。

夜は灯火が少なくかなり暗いため、足元を照らすライトは必須。
両手が使えるヘッドライトがお勧めだ。

場内設備

炊事棟は二か所あり。
清掃が行き届いていて、きれいだ。

炊事棟とは別に、洗面専用の流し台があるのがありがたい。
鏡とコンセントがあるので、ドライヤーも使える。

トイレは二か所あり、きれいに清掃されている。
男子用は小、大それぞれ便器がある。

西側トイレの横に4つのシャワールームがある。

6分間200円で使用できるが、最初に使う時、しばらくは水なので、温水が出ている時間は短くなる。

残念なのは、水圧がとても低いこと。しかもぬるい。
水圧があれば、まだマシなのだが、ちょっと寒い日は、温まるにはほど遠い。

最後の1分で秒のカウントダウンが始まり、0になるとシャワーは止まる。

6分というのは長いようで短い。

もし使うなら、まず頭、身体を濡らし、一旦シャワーを止めて、シャンプー、石鹸で一気に洗う。
シャワーを再開して一気に流すのが良いと思う。まぁ、これは期待しない方がよい。

近くの温泉

ちゃんと汗も流し、温まりたいなら、マキノ温泉へ行ったほうが良い。

マキノには、「マキノ高原温泉 さらさ」「マキノ白谷温泉 八王子荘」がある。

◆ マキノ白谷温泉 八王子荘 ◆

休憩所も広く、湯上りにほっこりできる。

マキノ白谷温泉 八王子荘の料金は大人(12歳以上) 650円 小人(3歳~12歳未満) 350円。
定休日は木曜日。キャンプ場からクルマで20分ほど。

今回はこちらを利用。とても温まる温泉だった。

◆ マキノ高原温泉 さらさ ◆
規模はこちらの方が大きいが少しだけ料金が高い。

この温泉のすぐ横には「マキノ高原キャンプ場」があり、ここからの利用者もある。

大人(12歳以上) 700円 小人(3歳~12歳未満) 400円.
定休日は毎月第2・4水曜日 (但し祝祭日の場合はその翌日)

奥琵琶湖キャンプ場からはクルマで25分ほど。駐車場も広い。

薪・焚き木

焚き火は直火が可能(穴を掘ることは禁止)だが、直火跡がほとんど無い。
焚き火台を使っている人が多いのだろう。

場内では薪も販売している。

薪代を安く済ませたいと思うなら、琵琶湖岸へ行くと良い。

歩いて行けるので、大きめの丈夫な袋を持ってゆくと、いっぱい焚き木が集められる。
(特に大雨の後はたくさんの木片が岸に打ち上げられていることが多い。)


評価

利用料金    ★★★☆☆(大人2人、テント一張り、普通車1台で一泊4400円はまあまあか。)
野味      ★★★★☆(林間で良い。)
静かさ     ★★★★★(とにかく静か。)
設備      ★★★☆☆(清掃は行き届いている。シャワーは水圧低くぬるい。)
テント設営   ★★★★☆(地面は石が多く埋まっておりペグ打ちは難。設営地面は平面で広い。)
入浴      ★☆☆☆☆(場内にはシャワーのみ。マキノ温泉へ行くのが良し。)
食料調達    ★☆☆☆☆(近くにないため事前確保を。少し遠いが平和堂木之本店、今津店がある。)
周辺観光    ★★☆☆☆(メタセコイヤ並木道、マキノピックランド、琵琶湖、余呉湖。)

ホームページはこちら。 奥琵琶湖キャンプ場

おわりに

道路も良く(海津大崎あたりは道幅が狭いところあり)、関西圏からは行きやすいキャンプ場だと思う。

また、このあたりは琵琶湖の水質も良く、夏は水遊びもできるだろう。(泳ぐのは危ないかもしれない。)

なにしろこのキャンプ場は、とても静かだ。
風のおだやかな日は、小鳥の声が溢れており、時折、キツツキが木をつつく音やシカや猿?の鳴き声も聞かれる。

ボーーーーっとするには、もってこいの環境だと思う。

いや、ゆっくり、お気に入りの本を読むのもありかな。