なんちゃってコールマンカセットガスバーナー

古くなってみすぼらしくなったカセットガスコンロ。
今回は、これを塗装しなおし、「コールマン風」に仕立ててみた。

曰く、「なんちゃってコールマンカセットガスバーナー」だ。

古くなったカセットガスコンロ

長年使っているカセットガスコンロ。

名前は「トーホーサイクロンバーナー CY-8」と言うもの。

使い始めてもう10年以上になる。
元々、単身赴任で仕事を始めた時に買ったもので、赴任中はずっとこれで煮炊きをしていた。

その頃、ガスカートリッジは今よりずっと安く(1本70円ぐらいだった。)、1本で2週間は煮炊きできていたから、そのコスパは凄い。

そして、このコンロの良いところは、内炎式と書いてあるように、ガスの燃焼部分が外側ではなく内側にあること。

よくあるカセットガスコンロより風に強いのだ。

ということは、アウトドア、ヘビーデューティー向きにも使えるカセットコンロなのである。

だから最近はキャンプには欠かさず持って行く。
ちょっとした煮炊きや、お湯を沸かすのにとても重宝する。

特に雨降りに到着したキャンプ場で、とりあえず温かい飲み物をこしらえるのにとても助かる。

そして、最近の災害多発にも、防災備蓄としての意味がある。

しかしながら古くなり汚れ放題。当然もう製造終了品。

デザインも色が地味すぎて、おしゃれなキャンプに持っていくには、全く映えない。
まあ、元々所帯じみたキャンプをやっているので、気にはならないといえば気にならないけど。

そこで、汚れ落としのついでに、再塗装して、コールマン風に仕立ててみようと思いついた。

コールマンの偽物、いや互換デカールを貼ったりするけど、販売を目的としない個人使用なので、商標権的にはセーフかと(笑)

ところで、コンロとバーナーの違いって何よ?と疑問を持つのであるが、ネットで調べてもよくわからない。

まあ、もっともらしいのはコンロは屋内使用も可能、バーナーは屋外専用ということらしいのだが(諸説あり)。

絨毯とカーペットの違いみたいなもんか?

なんちゃってコールマン化

分解と清掃、塗装の足付け

さて、では分解をしてゆく。

分解は、あちこちビスを外してゆけば簡単にバラせる。
組み立てのとき困らないために、どのビスがどこに使われていたかぐらいはメモしておくのがよいかと。

見ると、ふきこぼれが中まで達していて、塗装の剥がれやサビが生じていた。

塗装も剥げている。

汚れた部分を清掃し、スポンジ研磨シートで塗装のための足付けをする。
(画像は240番手だが、もう少し細かい600~800番ぐらいが良いと思う。)


清掃、足付け後のフレーム。

まだサビ部分が残っている。
サビの進行を防ぐなら、サビ転換剤を使うのも手。赤さびを無害化してくれる。

塗装

塗装に使用したのは、このセット。

左からミッチャクロン、ラッカースプレー(ローングリーン)、アクリルシリコンのクリアー。
あと脱脂のためにIPAかシリコンオフを用意しておくと良し。

まずはミッチャクロン。
この日は寒かったため、どの缶スプレーも温めながら作業をおこなった。


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ミッチャクロンは薄く、2回吹く。

10分ほど乾燥させたら、次はグリーンのラッカースプレーを吹く。

今回はアサヒペンの「アスペンラッカースプレー ローングリーン」を使用した。


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実は市販のスプレー缶の中で、コールマングリーンに近いものを探したが、これがなかなか見つからなかった。

ずいぶん前には、コールマンから補修用のパーツとして販売されていたようだが今は無く、ネットでも見つけることができなかった。
ちなみにパーツナンバーが「8B242」、品名が「Fount Green」、エナメルの塗料らしい。

ホームセンターやネットで使えそうなグリーンを探してみるが、塗装サンプルが無いためスプレー缶のキャップの色で判断するしかない。
(これが往々にして実際の色目と異なるから困る。)

ましてやネット上では写真で判断するしかなく、アタリかハズレかは受け取って塗ってみるまでわからない。とても人柱的でギャンブルなのだ。
そういう意味では今回はビンゴだった。

塗装は、いつもの如く、最初は軽く振りかける感じ。

しばらく乾燥させつつ、2回目、3回目、4回目を塗ってゆく。
3回目、4回目は垂れに気を付けつつ、やや厚塗りで。

下は2回目の画像。本体フレームの下側は厚塗りする必要はないので、置いた時に見える部分だけを厚めに塗ってゆく。

塗装は、できれば空気が乾燥した風の無い日がお勧めだ。
湿度が70%や80%もある日は、期待通りに塗れない場合が多いように思う。

下は4回目の画像。
グリーンの塗装はうまくいったぽいので、ほこりの少ない場所へ1日置いて乾燥させる。

こちらはガスカートリッジのふた部分。

翌日。クリアーを吹く。

使用したのは、アクリルシリコンのクリアー。
耐久性を求めるなら、2液ウレタンスプレーがよいが、ガソリンを使う器具ではないので普通のラッカースプレーで十分と思う。

これも最初はバラ吹きして、次第に厚塗りしてゆく感じで。
3回塗り重ねて終了。

まあまあきれいに仕上がった様子。


このあとコンパウンドで磨くので、数日乾燥させる。

仕上げポリッシュ

仕上げで、コンパウンドで磨いてやると、さらに光沢が出る。
クリアーまでのツヤで十分という人は磨く必要はない。

組み立てとデカールを貼る

組み立ててみる。文字とか絵が無いと、なんとなく寂しい感じ。

色を本物のコールマングリーンと比べてみるとこんな具合。

右側は502シングルバーナー。本物の方が少し明るいようだ。

でも、使うとき、じっくり見比べるなんてことは無いし、2メートルも離れれば同じ色に見えるから心配ご無用。

次にコールマンロゴデカールの貼り付けだ。

ロゴデカールの上の白文字のステッカーは英文字で使い方を記したものを自作。
(実際はこれではなく、作り直した。)

ちなみにこれは36mmのテプラ透明テープ、白インクのものを使用。
純正品では36mmの白インクは販売されていないので、テプラ互換品を使用している。

そして、コールマンデカールのつくり方はこちらをご覧あれ。
コールマン「502スポーツスター」シングルバーナーを修理する(番外 Colemanデカール作成編)

ロゴのデカールだけで、ずいぶんそれっぽく見えるから不思議。


先ほどの502シングルバーナーと並べてみる。
う~ん、これコールマンだよね(笑)

英文字使い方のステッカーも貼り付け。

さらに、ぽくなったんじゃね?(自己満足)

おわりに

塗装の耐久性だが、これまで車に積んで遠路を走り、数回使用したが、多少軽いキズはつくものの塗装剥がれも無い。(まあ丁寧に扱ってはいるけど。)

もう少し、火力調整ノブ周りに文字を入れたいとも思うが、やりだすときりがないので、またいつの日にかにしようと思う。

いつも言うが、壊れたり、汚れたりしたらポイするのではなく、ちゃんと修理、メンテナンスしてあげればいつまでも役に立ってくれるし愛着も沸く。
こんな、世界でひとつのカスタムも面白いのではないだろうか。