京都府琴引浜 はだしのコンサート2019参加とその後

京都府網野町の琴引浜で開かれた、はだしのコンサート2019に行ってきたのでその様子など。

※はだしのコンサートは2023年の第28回をもって終了となりました。

はだしのコンサートとは

「貴方の拾ったゴミが入場券」を合言葉とする環境を考える啓発イベント。

京都府網野町にある「鳴き砂」で有名な琴引浜で清掃活動とコンサートが行われる。

これまでの開催などくわしくは下記、ウィキペディア(Wikipedia)をご覧いただきたい。

ウィキペディア「はだしのコンサート」

2019年の開催の模様

毎年開催され2019年の開催は6月2日の日曜日だった。

天気はうす曇りのため景色はイマイチになるが、過ごしやすい日となった。

昨年に続き2回目の参加だ。

ビーチクリーンナップということで、受付でゴミ用ビニール袋と軍手をもらい早速、浜辺へ。

浜辺に落ちているプラスチック、発泡スチロール等々を拾い集める・・・5分もしないうちにこれだけ集まることに驚く。

目に見えるものだけでもこれだけあるわけだ、細かくなったプラスチック片はどれだけ埋もれているんだろう。除去の難しさを思い知らされる。

結局、もらったゴミ袋はいっぱいになってしまった。

集めたゴミは「ゴミ集積所」にもっていくと、ボランティアの高校生たちが重量を計量してくれる。

コンサートは、太鼓やフラダンス、アイドルグループなど登場する。

食べ物、飲み物の店も出ている。

マイクロプラスチックの蓄積が大きな課題

ことしのはだしのコンサートは「Save the Earth! ~マイクロプラスチックから地球を救え!~」がテーマ。

下の画像は最近の海岸の様子。(それぞれ違う場所です。琴引浜ではありません。)
そこに散乱するゴミの多さ。木材に混じって色とりどりのプラスチック製品が大量にうちあげられている。

道端に捨てられたゴミは、雨に流され、川に入り、やがて海へとたどり着く。
そしてそれは小さな破片となり、海中に漂い、魚介類の中に蓄積され、やがて人間に・・・

最近は人間の血流内や脳内にもマイクロプラスチックが散在しているとの研究報告もある。
体内に取り込まれたプラスチック片がやがて大きな害をもたらす可能性は否定できないだろう。

我々にまずできることは、ゴミをちゃんとしたルートで処理すること。

特に自然分解しないゴミは極力少なくする。
そういった環境を意識する思いを絶えず持つことが大切だと思う。

何をきれいごとを言っているんだ、偽善的だと思う人がいるかもしれない。

しかし、何かを始めなければ何も変わらない。

この琴引浜も人々の努力によって、かろうじて環境が守られているのだ。

はだしのコンサート今後の開催について

「はだしのコンサート」は2020年~2022年は新型コロナウイルスの開催が見送られた。

2023年に第28回が開催されたものの、これが最後の開催となった。
残念ではあるが、また何らかの形で一般参加型ビーチクリーンアップが開催されるかもしれない。

くわしくは以下のWebページをご覧いただきたい。

28thはだしのコンサート2023″The Final”~貴方の拾ったゴミが入場券~