2020年10月下旬、京都府美山町にある美山町自然文化村キャンプ場を利用してみた。
(上の画像は第2オートキャンプ場)
美山町自然文化村キャンプ場について
美山町自然文化村キャンプ場は周辺を山に囲まれ、近くに由良川が流れるキャンプ場。
南丹市の第3セクター企業「美山ふるさと株式会社」が運営している。
ゲストハウスである河鹿荘も同じ。
開設時期は4月~から11月。
サイトは第1、第2オートキャンプ場に分かれており、第1オートキャンプ場の横に小さな区画のテントサイトがある。
全てのサイトは区画されていて、第1オートキャンプ場は8m×8mの大きさ。AC電源無し、炊事場が共同になる。
大きめのテントでも十分対応できる広さ。
第2オートキャンプ場は区画の大きさが10m×8m(+車両用スペース2m)で更に広く、区画ごとにAC電源2口・炊事場がついている。
どのサイトもチェックアウト時間は14時。チェックイン時間は15時からとかなり遅め。
利用したのは第1オートキャンプ場
まずは河鹿荘で受付。
予約時に区画番号は指定できず、受付時に知らされる。
混雑していなければ場所への変更も可能のようだ。
ここでキャンプ場マップ、ゴミ袋とトイレットペーパー一巻を渡される。
このキャンプ場、予約客以外の人の出入りが自由なので、トイレの紙が無くなってしまうのだろうか?
トイレにはちゃんとトイレットペーパーがあったが。
今回は入り口から遠い方にある第1オートキャンプ場を利用した。
第1オートキャンプ場は林間サイトと青空サイトに分かれており、今回は青空サイトを利用。
この時期は、直射日光も苦ではなく、林間サイトよりも心地良いと思ったからだ。
夏場は林間サイトでないと暑いと思う。
周辺の自然環境は豊かだが、区画されたキャンプ場であること、近くにはグランドのファンスがあったり、文化ホールの建物があるため野生味に欠けるところはある。
林間サイトも、杉木立なので、雑木林が好きな人には物足りないかもしれない。
料金は第1オートキャンプ場の方が安いが、雰囲気は第2オートキャンプ場の方がよいと思う。
第1キャンプ場は炊事場が共同。
周辺の見どころ、場内施設
横を流れる由良川は大野ダムの上流なので水がとても澄んでいる。
夏場は第2オートキャンプ場側での水遊びができるそうだ。
近くにはかやぶき屋根で有名な「美山かやぶきの里」、北村地区がある。
2Km程の距離なので、散歩がてらのどかな風景を楽しみながら歩いて行くのも良いだろう。
町内には数件のカフェもあるので、そこでほっこりするのもありだね。
場内には南丹市が運営するフリーWiFiのアクセスポイントがある。
キャンプ利用者は河鹿荘内のお風呂を利用することができる。
場内にお風呂があるのはうれしい。露天風呂もある。
まとめ
今回のキャンプ場の良かった点、そうでもない点を書いておこう。
■ 良かった点
・料金が比較的安い。
・静か。川を隔てて道路があるが、ほとんどクルマが通らないため全く気にならない。
・お風呂が近い。温泉ではないが河鹿荘内に広いお風呂がある。
・第1オートキャンプ場の炊事場は共同だが、清掃が行き届いている。
・星がきれいに見える。
・秋は落ち葉がいっぱいあるので、焚き火好きな人はいっぱい燃やせる(笑)
・京都市内や舞鶴、福知山からアクセスしやすい距離。但し途中の道がグネグネなので運転には注意。
■ そうでもない点
・第1オートキャンプ場は近くにグランドや文化ホールの建物があるので野性味に欠ける。
またサイトが砂利、しかも石が埋まっているため、ペグがなかなか打ち込めない。
そして、大きな銀杏の木があるが、秋はぎんなんが落ちて、近くではあの「ぎんなん臭」が少々する。
・近くに大きな食料品店が無い。連泊するなら事前に食料を買っておくことをお勧めする。
(道路沿いには数件小さな店があり、食パンなど基本的食糧やアルコール類は手に入る。)
おわりに
実はこのキャンプ場、2018年の台風で、地域内の浄水設備が被害を受け、休業状態だった。
以前に下見に来たときは営業しておらず、再開を楽しみに待っていたのだ。
そして今年(2020年4月)にやっと営業再開された。
我々が宿泊した日も結構キャンパーが多く、キャンプブームなんだねえと思った。
今回は2泊して、周辺の散策を楽しみ、ゆっくりと焚き火ができた。
美山町の秋は日中は暖かいが、朝晩はけっこう冷え込む。
ちゃんと就寝時の防寒対策をしてゆくことをお勧めする。
くわしくは「美山町自然文化村 河鹿荘」http://miyama-kajika.com/ のキャンプ情報を参照されたい。