クルマにカーテシ(ロゴライト)を付けてみた

クルマネタをおひとつ。「LEDレーザーロゴライト」といものを付けてみたのでそのお話し。

「LEDレーザーロゴライト」とは

「LEDレーザーロゴライト」というモノ、一般?にはカーテシランプとも言い、クルマに乗り降りする人の地面を照らす照明。

ドアの下部につけられているのでドアカーテシランプと呼んだりもする。
夜なんかに、ドアを開けると、あ~ら不思議、地面に絵(ロゴ)が映し出されるというわけだ。

実用性よりもクルマのドレスアップの類なんだが、なかなか興味をそそられるパーツではある。

その実体は?

さて、届いた箱はこんな具合。もちろん大陸製。

中央にある黄色い箱は、ホールソーといって、丸い大穴をあけるドリルのオバケみたいなもの。

※著者注
2024年5月現在、このタイプのカーテシランプほぼ販売されていない。
現在は穴あけ加工せず、両面テープによって取付け、電池よって点灯させるものがほとんどとなっている。
またドアランプがあるクルマについては、そのランプ部分と交換する形で点灯させるものもある。

発光面はこんな感じ。なんで横に六角アナボネジがついているかというと、投影の向きを調整するためにあるんですな。
ガワは金属製でけっこうズッシリと重い。耐久性はありそう。

LEDがこんな感じになっている。「LEDレーザーロゴライト」という名称だが、どこがレーザーなんだ?

内部。レンズがいっぱい入っている。きれいに焦点を合わせるのにこれくらい必要なんだろね。光学機器のようだ。

矢印部分に投影用のロゴフィルムが入っていてこれが光で投影される仕組みだ。

内蔵ロゴは既製品なので「HONDA」になっている。残念ながら、我が家のクルマはデリカD:5なのでさすがにこれは使えない。

ロゴフィルムを取り出し、これを参考にしてオリジナルのロゴを作ることにする。

ロゴフィルムを作るのはちょっと大変

作るロゴは「DELICA」では面白みがないので、我が家のエアロ仕様デリカの「Roadest」というヤツを作ってみようと思う。

新型デリカは「URBAN GEAR」とか言う、微妙な名前?になってしまった。残念である。

ロゴフィルムは簡単に作れそうな気がしたが、意外に苦戦。試行錯誤が始まる。

グラフィックソフトウエアでロゴデータを作り、透明フィルムにインクジェットプリンタで印刷してみた。
解像度が低く、インクの載りも良くなく見るに堪えない。

次に、透明テープのテプラで作ってみたがイマイチ。

では、レーザープリンタでOHPフィルムに焼いてみる。解像度は上がったが、まだ黒い部分のトナーが薄く光を通してしまう。

結局どうしたかというと、OHPフィルムに焼いたものへ、極細筆で塗料を加筆するという、職人芸っぽい作りになってしまった。

可能ならフィルムカメラにポジフィルムを入れて、紙に印刷したロゴを撮影して現像し、フィルムから切り抜くというのが最もクッキリきれいに作る方法だろう。

しかし、この時代にフィルムカメラとポジフィルムを入手し、スケールを計算しながら撮影するという、超めんどくさい手順を踏まないといけないので、まぁ、どこらあたりで妥協するかだね。

ロゴフィルムを作ってくれる業者もあるようだが、小ロットの注文生産は難しいかも。
ちなみにロゴフィルムの大きさは、直径10mm、投影される部分は7mmの大きさだったと思う。

クルマに取り付ける

ロゴフィルムを仕込んだランプの取り付けの加工に入る。

ドアの内張を引っぺがして、丸印の部分に取り付ける。
デリカD:5の場合、ここに付けてくれと言わんばかりの丁度よいスペースがある。

ホールソーで穴を開ける。
”ホールソーで掘~るそ~”というのは誰もが思いつくダジャレなので軽く受け流して頂きたい。

開いたら切りくずを取り除いてエッジをきれいに加工する。

こんな感じでピッタンコ。電源はドアランプから取る。ドア開ければ点灯する。

う~ん、なかなかいいんでない。自己満。

おわりに

実用性は乏しいとは思うが、暗い夜道、停まったところが水たまりだったり、泥道だったりしたら役に立つかも。

この「レーザーロゴライト」今はいろいろなタイプを売ってて、それぞれ車種専用のものもあるようだ。

まあ、これも自分の脳が満足してニンマリするだけのアイテムだが、どうだろう?