鹿児島県で開催された「川辺二日市」に行ってきた。
2月初旬の開催だったが、天候も穏やかで久しぶりのお祭り気分を味わうことができた。
今回はその様子をお伝えしよう。
「川辺二日市」とは
鹿児島県では、川辺の二日市、加治木の初市、高尾野の中の市が有名で、鹿児島県の三大市と言われている。
今回はこの中のひとつ、鹿児島県南九州市川辺町で開催された「川辺二日市」。
「川辺町」は薩摩半島の南部に位置する小さな街だ。
農業、畜産業が盛んで、仏壇の製造も行われている。
「川辺仏壇」と言えば、知っている人も多いのではないか。
この街で毎年2月初めの土日に「川辺二日市」が開かれる。
例のウイルスの影響でしばらく中断されていたが、今年は3年ぶりに開催された。
川辺二日市は約230年の歴史があり、江戸時代に周辺の農民たちがワラ細工や竹製品を持ち寄ったのが市が始まりだそうだ。
「南薩に春を告げる二日市」と言われていて、川辺町商店街メインストリート1.3kmが歩行者天国となり数百件の屋台、露店が軒を連ねる。
川辺二日市の様子
ファストフードや物品販売が多いが、植木やザル、農業用品などを扱う店もけっこう多い。
漬物やはちみつ、野菜の販売。
絵も売られていた。
ここではコーヒーカップを購入。
お面や玩具はなつかしさを感じる。
既存の商店の軒先ではミニチュアの古民家やレトロな柱時計も売られていた。
ミニチュアの古民家は精巧に作られていて、しかも安い。思わずほしくなってしまった。
お楽しみゲーム系。
定番、金魚すくい。
自衛隊のブースではカレーや模型、ぬいぐるみなど。
JASDFとブルーインパルスのぬいぐるみは小が1500円。
クルマに飾りたいので、もうすこし安かったら買っていたかも(笑)
本部である南九州市商工会の広場ではグルメフェスタが開催されていたので、ここで昼ごはん。
餅つき。つきたて餅をもらうため長い行列ができていた。
通りのあちらこちらではマジックショーや大道芸、猿まわしが。
餅まき(+キャンディ)もあり。わしも飴ひとつゲット。
ゆるキャラは鹿児島PRキャラクターのグリブーとさくら。
こちらは自衛隊のまもるくん。
少し離れた場所ではフリーマーケットと骨董市が開催されていた。
フリーマーケットは屋外。
骨董市は体育館。
木彫りの仏像があって、これいいなぁと値段を見たところ、一体壱万円越え。ちょっとムリね。
今回の戦利品の一部。他にもあれこれ食べたけどね。
おわりに
今回、土曜、日曜日の2日間にかけて訪れた川辺二日市。
このご時世、もっとすいているかと思いきや、人の多さに驚いた。
ニュースによると2日間で14万人近くが訪れた模様。
最近はこういったイベントが少なかったため、楽しみにしていた人がどっと押し寄せたのだろう。
駐車場もすぐに満杯。周辺道路ではかなりの渋滞になっていた。
人混みの中をぶらぶら歩くと、良き時代のノスタルジーを感じさせてくれる。
「南薩に春を呼ぶ二日市」、もし機会があればまた行ってみたいと思う。
主催者スタッフ、ボランティアの方々、駐車場整理の方々、ありがとう、そして、おやっとさあ。