滋賀県蒲生郡竜王町 妹尾の里キャンプ場

別件でしばらくブログ更新できず久々の更新。申し訳ない。
今回は、桜満開のキャンプ場「妹背の里」に行ってきた。

妹背の里 キャンプ場

キャンプ場概要

桜が咲くキャンプ場を探したところ、この「妹背の里キャンプ場」が見つかった。
”妹背”は”いもせ”と読む。

場所は滋賀県の竜王町にあり、場所は以下のとおり。

この妹背の里というのは竜王町地域振興事業団という公益財団法人が運営している多目的広場。
その一部がキャンプ場となっている。(中央に見えるのは池。)

妹背の里ホームページはこちら →  妹背の里

多目的広場のキャンプ場というと、区画整理されたファミリー向けサイトを想像するが、そうでもなく意外と味のあるキャンプ場だった。

確かに野趣は少ないし人工物も多いが、木立が多く、所々が丘になっていてお隣さんが見えにくくなっているところが良い。

今回の目的は花見

今回の目的は最初に書いたように「桜が咲くキャンプ場」。

行く前はそれほど期待していなかったが、満開の桜が多数。
今年は開花が少し遅れたようで、行った日(4/10)がちょうどよい咲き具合になっていた。

さて場内のロケーションは以下のようになっている。

<航空写真ではこんな具合>

 出典:google

場内の南西一帯がテントサイトとなっていて、北東方向にバンガローサイトが10棟ある。

下記はバンガローサイト。このあたりも桜が多くある。

入場~テント設営

まずは管理棟受付で必要事項を記入し、料金を払う。
注意事項の説明と許可証のプレートを受け取る。(プレートはテントのどこかにぶら下げておけばよい。)

ちなみに料金一覧が外壁に貼ってあった。

町内か町外かで料金が違うところが面白い。ちなみに町内とは「竜王町」のことである。
管理が「竜王町地域振興事業団」ですからね。

管理棟には薪やドリンク、カップラーメン、紙コップや乾電池なども販売されている。

また、管理棟横には、芝生傷み防止のための「芝生養生板」(無料)が置いてある。
スパッタシートだけではどうしても熱を防ぎきれないのでこれは良い配慮だと思う。

場内はクルマの乗り入れができないため、荷物はリヤカーで運ぶ必要がある。

<運搬用のリアカー>

荷物を運ぶ前に、まず場所を下見した方が良い。

場内は高低もあり、草地も多いため、リヤカーを牽きながらウロウロするのは結構しんどい。

「居場所が決まりました。」になったら、荷物を運ぶ。

わし達は最初、いちばん西側の隅にテントを張った。
ロケーションマップで言うと、ちゃぷちゃぷ池のちょうど下あたりである。
桜もあり、明るいし見晴らしも抜群だった

が、しかし、しばらくするとどこからともなくモーターの唸るような音が聞こえ始めた。
けっこう耳障りな音。

音の発生源を探ってみると近くに浄化槽らしきものがあり、その爆気のためのモーター音らしい。

油切れの古びたモーターを無理やり動かしているような音だ。
すぐ止んでくれればよいのだが、長時間鳴っている。

これは就寝時だったらかなり気になる。

せっかくいい場所が確保できたと思ったのにねぇ。

仕方がないので別場所に転居することに。
タイミングよく、よさそうな場所が撤収してくれたので20メートル程移動する。

近くで桜見物をしていた老夫婦が、いったい何をやっているのか?といった感じでこちらの様子を見ていた。

<引っ越し後>

設備など

駐車場

まず駐車場だが入口近くの駐車場には40台程度とめられる。
もし満杯なら、墓地を挟んだ北側に第二駐車場がある。

先にも書いたが、場内へはクルマの乗り入れができないため駐車場からリヤカーで荷物を運ぶ必要がある。
入口近くが荷物の積み下ろしのための一時駐車スペースになっている。

トイレ

トイレは場内に3か所。

古いが、清掃も行き届いているようだ。
ただ、和式トイレしかない場所があるので、足や膝の悪い人は注意。

シャワー

温水シャワーが5分100円で利用できる。

湯船につかりたいなら、「蒲生野の湯」が近くにある。妹背の里の南に位置している。

水回り

大きな炊事棟が一か所、小さなシンクの水道が2か所ある。
(蛇口が無いように見えるが、後ろにホースがある。)

その他

場内には数か所に灰捨て場が設置されている。
リヤカーで運ぶと、残灰容器が落ちたりひっくり返ったりすることがあるためこれはありがたい。

子供たちが遊べる遊具も少々ある。
池の鯉にえさをやるのもおもしろいかも。

<コイとコイのおやつ販売機>

横には日野川が流れているが、河川敷には菜の花がいっぱい咲いていた。

青い空をバックにうすピンクの桜と黄色い菜の花、美しい光景だ。
が、しかし、これも喜んでばかりはいられないらしい。

どうも、1960年頃から菜の花(セイヨウカラシナなど)がしだいに栽培されなくなり、菜の花が放棄される過程で種子が河川に流れ出し、流域に拡散、野生化したものらしい。

景色は美しいが、モグラなどの生物を呼び寄せるため、堤防の劣化の原因になるのだという。

気になったところ

やや離れたところではあるが名神高速道路が通っており、通行音が響いてくることがある。
静かなキャンプを求める人には耳障りかもしれない。

評価

※ 評価の★マークはめたばが独断と偏見でつけたもの
項目 評価 コメント
料金 ★★★★★ ・テント一張り2,300円でとてもリーズナブル
設備 ★★★★☆ ・洗い場:炊事棟が一つ、洗い場が二か所ある
・トイレ: きれい。トイレットペーパー有り
・入浴:温水シャワーあり
野趣 ★★☆☆☆ ・人工物は多し
静けさ ★★★☆☆ ・名神高速道路の音が気になるかも
眺望 ★★☆☆☆ ・自然の眺望はないが、場内が広いので見晴らしは良い
サイト設営 ★★★★☆ ・芝生の場合設営が楽。やや石が多い場所もあり
温泉・風呂 ★★★☆☆ ・場内にシャワーあり。100円5分
・近くに温泉あり「蒲生野の湯」木曜定休
食料調達 ★★★★☆ ・近くに大型スーパーマーケット「フレンドマート竜王店」あり
その他 ・桜シーズンは花見客が多いのでアーリーチェックインがお勧め

おわりに

利用料金も非常にリーズナブルで、お手軽に楽しめるキャンプ場だと思う。

お声掛けはしなかったが、同じ日に、女性ソロキャンで有名なYouTuberも来ていたようだ。

もう桜のシーズンは終わってしまったが、来年の候補に入れてみてはどうだろうか。

もし、できるなら、アーリーチェックインをお勧めする。
なぜならば、チェックインは午後2時なのだが、そのころになるとキャンプ以外のお客さんが多くなり、テントサイトにゴザを敷かれてしまう場合があるからだ。

桜シーズンとはいえ、まだまだ夜は寒いので焚き火は欠かせない。

桜の枯れ枝がいっぱい落ちているので、それを使わさせて頂いた。
但し、生木っぽいのが多いので、火のつきはいまいちだったけどね。