
前回、ヴェゼルにライトモニターを取りつけた。
今回はLEDデジタル表示の室内温度計とバッテリー電圧計を追加した話しである。
ライトモニター
昨年(2024年11月)にライトモニターを製作して取りつけた。
ライトモニターを作ってみた ヴェゼル(RV系前期)【設計編】
ライトモニターとは、ヘッドライト、スモールライト、ブレーキライトの点灯状態を表示するものだ。

これで分かったことがある。それはブレーキランプは意図せず勝手に点灯する場合があること。
つまり自動点灯だ。
高速道路などで自動運転を使用中、急な割込みなどが発生すると、追突を回避するため自動で減速をおこなう。
急な減速というのは、後方車の追突の可能性もあるため、自動でブレーキランプを点灯させて注意を促すのだ。
まあ、急な減速の必要が無ければアクセル開度が自動で調整されスピードのコントロールは行われる。
そして、急な下り坂になったとき、アクセル開度では対応できない場合もブレーキを動作させるためブレーキランプが自動点灯する。
自動運転では下り坂でも設定した速度を維持しようとするためだ。

よく高速道路でブレーキランプをパカパカ点灯させているクルマを見かけるが、これは決して下手くそな運転をしているとは限らないわけで、いわば自動運転での弊害みたいなものなのだ。
もっとも、ほんとに下手くそ運転の場合もあるのだけれど(笑)
そして、意外だったのが、減速セレクターを使って坂を下る際、自動でブレーキランプが点灯する場合があることだ。
特に急な下り坂で減速セレクターを使用すると、これまたブレーキランプが点灯する場合がある。
なぜブレーキランプを点灯しなければならないか?、それは前回の記事でも書いたことだが道交法で決められているから。
今のクルマは規定以上の減速はブレーキランプを点灯しなければならないのだ。
ちなみに、ホンダディーラーで調べてもらったところ、自動運転での急減速は、実際にブレーキディスクローターをブレーキパッドがつまんでおり、減速セレクターの場合は回生ブレーキで減速を行っているとのことだった。
また回路図を見ると、ブレーキランプの電源ラインは、人間が踏むフットブレーキの系統とコントローラーからの系統の2つあることがわかる。
LEDデジタル電圧計とLEDバッテリー電圧計
LEDデジタル電圧計
さて、前話しが長くなってしまったが、今回はパネルの空き部分にLED式の温度計と、バッテリー電圧計を仕込んでみた話しだ。
まずはバッテリー電圧計。
ハイブリッド車やEVでも、従来の12Vの鉛バッテリーが搭載されている。このバッテリーのことを補機バッテリーという。
補機バッテリーは走行用モーターを駆動するためではなく、内部の制御機器や灯火、冷暖房、照明、オーディオなどに電力を供給するためにある。
また、設定された情報や学習データを保持するためのバックアップ電源の役目もある。

しかし、この補機バッテリーも従来の鉛電池とほぼ同じなので、使用するに従い段々と性能低下が起こる。そしていつかは寿命になる。
補機バッテリーの劣化具合は、ガソリン車ならば、始動時のセルモーターの回り具合でバッテリーの状態がわかったりする。
バッテリーが元気なら、セルモーターも調子よく回るからである。
しかし、ハイブリッド車やEVとなるとセルモーターを回すことが無い。
ということはバッテリーの劣化に気づきにくくなるわけである。
もちろんディーラーの定期点検などで、バッテリーチェックはおこなってくれるだろう。
しかしその周期は半年や一年で結構長い。
例えば半年ごとに点検をおこなうとして、夏や冬の期間を挟む場合、エアコンやヒーターを多用する時期で補機バッテリーへの負荷も高い。
補機バッテリーの性能低下が急激に起こることもあり得るわけだ。
バッテリーの寿命は電圧だけで分かるものではないが、せめてバッテリーの電圧ぐらいはモニターしておけば安心は安心なのである。
また、ヴェゼルで以前あったのが、急激なバッテリー消耗。2022年頃の話しだが、「新型ヴェゼル 謎のバッテリー上がり問題」だ。
原因は、クルマを施錠した状態でパワーテールゲートを手動開閉をすると、閉じたあとも電気系統がスリープ状態にならず電流が流れ続けるという不具合だった。
この操作をすると数日でバッテリーが上がり、ハイブリッドシステムが始動できなくなる。
結局、ファームウエアのアップデートで解決できたようだが、他にもバッテリー上がりになる要因はいくつもある。
長期間運転することがない、設置したドライブレコーダーでの停車中監視や不具合による電力消費、オルタネーターの故障等々・・・
最近はありがたいことに室内ランプ、ラゲッジランプをつけっぱなしでも、コンピューターが監視していて、ある時間が経過すると勝手に消すようになっている。
また、わしのように変な装置を組み込んで、それが悪さをしてバッテリーが異常消耗してしまう場合もある。(経験者)
というわけで、電圧計は(特にDIY派であれば)必要な装備であるともいえる。
LED方式のデジタル電圧計はECサイトを覗いても比較的多く売られている。
単価は安いのであるが、複数個入りになっているので、そんなに数は要らないのに買わされてしまうのが残念。

できれば、動作用の電源と測定する電圧の入力端子が別になったものを買うと良い。
そのほうが汎用性が高く、他への応用が効く。
例えば、車載サブバッテリーの電圧を測りたいような場合、電圧監視用端子にサブバッテリーをつなげばよい。
【回路例】

デジタル温度計
次にLEDのデジタル温度計。
ヴェゼルはインパネに車外温度を表示できるものの、車内の温度を表示する機能は無い。

そこで、車内の温度を知るためにLED式のデジタル温度計を設置することにした。
目的は当然、車内の温度の把握であるが、エアコンを使用すれば、いずれ設定した温度にはなる。
しかし、炎天下や冷え込む冬季、エアコンが効き始めるまで、車内がいったい何度なのかを知りたくもある。
世の中にある車載用の温度計といえば、大概は電圧計や時計と一緒になった液晶式の温度計である。
カーショップで良く売っているタイプだ。
しかし、わしはどうしても光るLEDにこだわりたい。ライトモニターや電圧計がLEDなのに温度計が液晶なのは許せないのである。
自作も考えたが、やはりネットを探すのが近道だと考えた。
シガーソケットに挿すLED表示と思われる温度計・電圧計が見つかった。
これをばらして使うのも良いかもしれない。しかし構造が不明なのでうまくできるかどうかはわからない。
しばらく探し続けると、温度を表示できるモジュールが見つかった。

仕様を調べると、時刻、電圧、温度を表示できるのだが、温度だけを固定で表示できる機能もあるようだ。
今回はこれを使用することにした。
Amazonでの購入だが、C国からの発送なので、例のごとく約2週間後に到着。
内容物は、本体と電源用のコネクタ付きケーブルだけ。説明書もなく、調べるか試して使ってみろのスタンスはいつも通り。

背面を見ると、基板上に、制御チップ、タクトスイッチが2つ、細長い発振子、丸いバックアップ用電池、温度センサー、そして電源コネクタ接続端子が見える。
電源の接続端子の極性は矢印のようになっている。

電源12Vを入力してやると、すぐに表示が点灯する。
各設定は下記の表の操作でおこなえる。この表からわかるように、S1の操作で「温度のみ表示」にすることができる。
設置
今回の温度計モジュール、電圧計モジュールは、ライトモニターの空きスペースに取りつけた。
電源はアクセサリー電源から供給するようにした。

温度センサーはどうしたかというと、基板からセンサーを取り外し、リード線で延長してエアコンの温度計測用吸気口に取りつけた。
温度の検出はセンサーの抵抗値から算出していると思われるが、リード線で50cm程延長したものの計測には影響ないようだ。
但し、ちょっと問題なのは、エアコンが動作しないと、この吸気口からは空気を吸い込まないようで、エアコンが動作していないと実際より高めの温度になってしまうようだ。(体温が関係してる?)
センサーはちょっと別の場所に取り付けた方が良いかもしれない。

おわりに
またまた、つまらぬものを作ってしまった感はあるが、あるとなかなか便利なものではある。
このヴェゼルちゃん、改造のためあちこち穴を開けているので中古で売った時の価値は大幅に下がっているだろうね(笑)。
まだまだ改造アイデアはあるので、また記事にしていきたいと思っている。



