奈良県宇陀市の「又兵衛桜」

もうすっかり桜のシーズンは過ぎてしまったが、4月初旬に奈良県宇陀市にある「又兵衛桜」を見に行ってきた。

予想はしていたものの、これほど人が多いとは・・・しかし、その桜は一見の価値あり。

「又兵衛桜」(本郷の瀧桜)とは

「又兵衛桜(本郷の瀧桜)」は樹齢300年ともいわれ、幹の周囲が約3m、高さが約13mの大きな桜である。

この地は戦国武将として活躍した後藤又兵衛がここへ落ちのび、僧侶となり一生を終えたという伝説が残っている。

この枝だれ桜が咲く場所も後藤家の屋敷跡にあることから地元では「又兵衛桜」と呼ばれているのだそうだ。

その咲きぶりは壮大でとても見ごたえがあり、多くの観光客が訪れる。

NHK大河ドラマの「葵 徳川三代」のオープニングでも使われたそうだ。

場所は下記。

施設・見どころなど

駐車場は300台程度可能だが、平日だったこの日でも駐車場に入れないクルマが列をつくっていた。

シーズン中の休日はかなり渋滞することだろう。
なるべく朝早く到着して、手前でも空きがあれば、躊躇なく入ることをお勧めする。

【下は手前にある駐車場の様子。平日だが朝からほぼ満車】

今回停めた駐車場から「又兵衛桜」までは少し距離があるが、のどかな風景のを見ながら、歩くには丁度よかった。

途中にはこんなところも。「北向きお地蔵さん」。

入場料というわけではないが、周辺整備のための協力金を募っていた。もちろん協力。

「又兵衛桜」に近づくにつれ人が多くなってくる。

この日は天気も良く、風も弱いため、花見にはベストだった。

聞くところによれば、このシーズン中約8万人が訪れるのだという。
外国人の姿も多かった。それに犬連れの人も。

観光バスが到着すると、一気に人が増える。

又兵衛桜、写真では伝わりにくいが、なかなかの迫力。

思わず、凄いと声を上げてしまう。

まだ早い時刻なので下から写すと逆光になっているが、これがまた幻想的で美しい。

別の場所から。

近くにはこんな場所も。これもなかなか良い景色。

ここは川沿いの起伏のある場所(本郷川砂溜工)にあるため、平地が少ない。

多くの人が、石の椅子に座って休憩していた。

もし敷物を敷いてお弁当を食べるときは場所が限られるので早めに場所を確保したほうがよい。

わしたちは、少し奥まったところにレジャーシートを敷いて早めのお昼。

途中のスーパーマーケットで買った食材だが、こういった場所ではやたらおいしい。

この日は出店もあった。たこ焼き、草もち、こんにゃくなどなど。値段も比較的リーズナブル。



本郷川砂溜工(砂留工)について

この又兵衛桜があるところ、独特の地形になっている。

「本郷川砂溜工(砂留工とも書く)」という構造で、大雨時などに上流から流れてくる土砂を途中で受け止めて溜める目的だ。

これによって、下流の住宅地や田畑などを災害や土砂堆積から守ることができる。

同じ目的で、「砂防堰堤」というものがある。

こちらは渓流を横断して造る堰(ダムのような形状)で、大がかりな構造物になる。
鉄筋コンクリート製などが多く、材質にもよるが景観は少し悪くなりがち。

これに比べ、「砂留工」は石積みや小さいコンクリートブロックなどで形成され、比較的小規模な構造物を呼ぶ。景観を損なわない自然を生かした構造にできるようだ。

おわりに

なかなか見ごたえのあった「又兵衛桜」。この記事を書いているのは4月の下旬。
現地はまた普段の静けさを取り戻しているのだろう。

まだ俗化され過ぎず、控えめな雰囲気が良いのではないかと思う。

できれば、また来年も行きたいお花見処だ。

【参考:公式サイト】

奈良県観光公式サイト「なら旅ネット」又兵衛桜(本郷の瀧桜)

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