レーザー&レーダー探知機「COMTEC ZERO 807LV」を取り付け


コムテック社から発売されたレーダー&レーザー探知機である「COMTEC ZERO 807LV」を取り付けてみた。
現在、テスト的に取り付けてみてその具合を見ているが、今回は取り付け時の簡単なレビューなどをお伝えしたいと思う。

※2012年8月10日、コムテック社からレーダー探知機の一部製品について不具合があり、無償修理のお知らせがあります。

以下、コムテック社のホームページより要約。

レーダー探知機の一部製品において、総務省よりCS放送の一部受信(約12.6GHz)に影響を与え、電波法で規定されている技術基準に適合しない無線設備である旨の指摘を受けた。
対象製品について、使用をやめていただくと共に、無償対策修理を実施する。

尚、「COMTEC ZERO 807LV」については、シリアルナンバーが「IQ XXXXXX」のものが該当。

詳細については、下記リンクを参照してください。

【コムテックレーダー探知機をご愛用のお客様へお詫びとお願い】

レーザー&レーダー探知機とは

レーダー探知機はマニアックな部類のアイテムだったが、最近はどこのカー用品店でも売ってるメジャーなものになった。
何度かネズミ捕りでお世話になった方は一度は装着を検討されるアイテムではないだろうか。

従来からスピード取締まりは道路上に設置された機器からレーダー波(XまたはKバンドの電波)を発射し、対象となるクルマの速度を計測して行われる。

その機器は「オービス」と呼ばれ、固定式や道端に設置されたりパトカーなどの車両に搭載される移動式オービスがある。
中には走行しながら電波を照射してくる搭載パトカーもあるので、まるでロックオンされたみたいで怖い思いをする。

そして最近は「レーザー式」の取り締まり機が配備されてきている。
レーザー式というのは、従来のレーダー波を使用するのではなく、レーザー光線を照射し、その反射光で速度を計測する仕組みになる。

このレーザー式機器の設置はまだ少ないとはいえ、従来の「電波受信機」としてのレーダー探知機では当然歯が立たない。

メーカーとしては、レーダー波の検出については「電波受信機」して蓄積されたノウハウがあるのに比べ、まだ新しい「レーザー」の検出についてはその検出技術が試されるところだ。

レーザー式取り締まり機が増えてきた理由

スピード取り締まりは、本来、事故が起きやすい場所で行うことが必要なのだが、道端での設置や覆面パトカーによる追尾式の場合、取り締まりに起因する事故が起きないよう安全な場所が必要となる。

また、捕まえたネズミさんたちにご署名いただく、俗にいう ”サイン会” の会場を設置する場所も確保する必要がある。

しかし生活道路や通学路ではこの “取り締まりに必要な場所” の確保は難しいのが実情だ。
そこで、コンパクトかつ自動撮影機能を持った「レーザー式取り締まり機」が開発されてきた。

これならばレーダー波使用時に必要となる特殊無線技師の免許を持った操作員も不要となる。

また、レーダー探知機の認知度も高くなり、これで逃れる輩も多くなり、当局も対策をとる必要が生じてきた事情もあるのだろう。

初めてレーダー探知機を取り付けたいきさつ

さて、わたくしが最初に捕まったのは、うん十年前の海水浴へ行く途中。
ルンルン気分で制限速度40km/hの県道をちょっとスピードを出しながら走っていた。前後にクルマの姿はなし。
田舎の一本道を、マヌケ面した若造が、無防備で走ってきたのだから格好のカモと映ったに違いない。

いきなり「止まれ」の赤旗を持ったヘルメット姿の係員が道路に飛び出してきた。
最初はわけがわからなかったが、ああ、これがスピード取り締まり、俗にいうネズミ捕りなんだなと初めて知ることなった。
14km/h超過だったことを覚えてる。これはショックだった、あとの行楽気分はテンションだだ下がり(笑)

これ以降、捕まること数回。
捕まると必ず聞かれることが「急がれてましたぁ?」と。
それを聞いてどうする?、急いでいたと言えば許してくれるのか?、罰金を安くしてくれるのか?

大概、そんなにひどいスピードを出していたわけではなく、罪悪感よりもむしろマヌケにも捕まってしまったことに腹が立つ。
しかも、月の小遣いの大半をお国にお支払いするわけだから尚更。

そりゃぁ、スピードの出しすぎは事故につながることは、うん十万キロ走ってる身には経験、体験的にもわかっている。
それは「スピードの出しすぎ」の場合であって、自己裁量的にこの道は、これくらいなら大丈夫とわかるものだ。
スピードが出てなくても、例えば10km/hでも事故れば人身に影響することもあるわけなんだから。要は周りの状況。

それに、人も猫も通らぬ幅広の40km/h制限の田舎道を、制限速度内で走るか?
制限速度の設定はそれなりの理由があるのだろうけれども、その制限速度が妥当とは思えない場所いっぱいあるように思うのだ。
逆にそんな速度で走っていたら、後続車に詰められたり、無理やり追い越されたりで、逆にあぶないのではと思う。

なんか愚痴っぽく、屁理屈っぽくなってしまったが、当局が「スピード超過」を悪とみなすスタンスである限り、自己防衛をするしかないわけだ。
こうして「レーダー探知機1号機」の購入に至ったわけで、これまで6台ほど買い替えてきた。

こういったものに否定的な方がいらっしゃるのは確か。そんなもの買わなくても、スピード超過しなければよいだけの話・・・と。

でもね、「流れに乗る」という言葉があるように、常識範囲内で、ある程度、前車についていくというのは、交通の流れを乱さぬようにする知恵でもあるわけだ。
だから、知らず知らずにスピードが出てしまうこともある。

レーダー探知機で何回命拾いしたことか。
いつぞや高速道路で背後から接近する、オービス搭載パトカーの電波をキャッチして、間一髪セーフ!!ということもあった。
この時は、1車線から2車線の追い越し車線が始まるところで、追い越し車線で加速したところ背後にオービス搭載パトカーが居たのである。

今どきの取り締まり機情報

以下に、最近の取り締まり機など参考になる動画のリンクを置いておく。気になる人は見てみてほしい。

狭い道でもスピード違反の取り締まり可能に 岡山県警が持ち運び可能なオービス導入

 出典:YouTube

意外と知らない?新型オービス(自動速度取締機)5種類の恐ろしすぎる能力とは 知ってよかった雑学

 出典:YouTube

レーザー&レーダー探知機「COMTEC ZERO 807LV」について

さて、話がずいぶんと逸れてしまったが、取り付け後は結構走行している。
しかしまだレーザー取り締まり機の設置台数が少ないうえ、実際の遭遇もないため、性能的にどうなのか、まだなんとも言えない状況ではある。

誤検出は少ないようだ。一度「レーザー受信警報」が出たが、市街地の駅前だった。(いったい何に反応した?)

気まぐれ的に?警報や注意を出すケースもあるようで、今後のファームウエアの更新に期待したいところだ。

この機種、現在、人気ランキング一位となっているが、まだあまり種類が出ていないからなんでしょう。

内容品はこんな具合。電源はシガレットから取る仕様だが、別売で直配線できるコードもある。最初SDカードが無いと探していたらすでに本体内に内蔵されていた。

本体はメタリックな縁取りが施してあり、やや高級感アリ?

リモコンが使えるのが便利かも。たぶん使わないけど・・・

電源プラグはこんな具合に接続する。

これが「レーザー」の検出部。

スタンド。前後左右は動くが、高さの調整はできないのが残念だ。背面に電源スイッチがある。

取り付けはこんな感じ。

公式Webページはこちら。
COMTEC 新型レーザー式オービス対応 Radar Detector ZERO807LV

ちなみに電源オン時のオープニング画像を変更できるので、早速「傘」マークにしてみた。
(アーノルドパーマーじゃないよ)

しばらくテストしてみて、またレポートしたいと思う。
いろいろ書いてますが普段はちゃんと安全運転ですのでご心配なく(笑)